子どもが大学3年生になりました。大学1年生で、前期の授業で必要なカメラを買いました。値段は17万円ほど。富士フイルムであれってカメラ本体だけでは無くレンズの方もバカ高いんですよね。
本人のバイト代、プラス、私から5万円出して購入しました。
祖父母の家に行こうとした矢先に、
子どもが、「カメラが無い」と言い出しました。
どーゆーこと?
子どもが友達とUSJに遊びに行った時にはカメラがあったらしい。だってカメラで撮影してるもの。
→ホテルに忘れたの?ホテルに電話してみれば?と、わたし。
子どもは、「いや、写真をスマホに取り込んでいるから、家でやったはず。取り込み時間を見てみる。うん、やっぱり何日の何時にはある。」
わたしが「写真の移動は、パソコンに繋いでたの?」と聞くと
「は?なに言ってんの?Bluetoothだよ。」
何だその言い方は、と、わたしは、内心ムカつきつつも、「へー今は無線でいいのね」、と返す。
もう、ちょっと時間に遅れるからカメラはあとで探すことにして早く行こうと、こどもを催促するけど、家中をあっちこっち探しはじめた。しまいには、子どもは、「お母さん、カメラどこにやったか知らないの?!しっかり探してよ!」と半泣き&逆ギレに。
えーっと、どうして私が子どものカメラがどこにあるのかを知ってるのかしら、、、
あっちこっちひっくり返しているうちに祖父母から電話がかかって来て、ちょっと行けなくなったことを伝えました。
まさか、17万円もするカメラを無くして探しているとは言えなかった…
1時間は経った頃、ネットで読んだ情報によると、警察に被害届を出すと、リサイクルショップにカメラが売られていた場合は、型番で照合できるらしい。
どうする?と聞いたら警察に行くと言う。
しょうがない、被害届を出しに最寄りの警察へ親子で出かける。事情聴取のあと、警察官が、「ではこれから、ご自宅に伺って写真を撮ったり現場検証しますので」と言う。えーーーーっ!!待ってえ!待ってください!いま、自宅は何もかもひっくり返した状態でえらいことになってます!
という状態でえらいはずかしめにあった気分で、警察官を自宅へ迎え入れることに。えーそうですよ。自宅は空き巣にあったようにひっくり返しまくったままでした。
それでは最後に見たところを指さしてください。はい。パシャリ。めちゃくちゃ汚い部屋の隅が証拠写真として撮影されました。恥ずかしい…一応一緒に探しましょうと、また、部屋を探すが見つからず。学費捻出で固定費をおさえるために我が家は1Kに親子で2人暮らし、そこに警察官3名、私たち親子2名で狭苦しい状態。うーん。
わたしより少し年上の50代のベテラン警察官の方が真面目な顔でわたしにこう言いました。
「貴重品やお金などは、無くなっていないんですよね?」「はい。」と答えるわたし。「それなら、お母さん、家からひょんな時に出てくるかもしれません。これはこれまでの経験ですが、もしくは盗難ではなくて、どこかに落とした可能性が高いです。」とベテラン警察官。「はあ、そうなんですねぇ…。警察の方がそうおっしゃるなら、そうなのかもしれません。わたしもお金やお下がりのアクセサリーが取られていないので、本人がどこかに置き忘れてきたのかもしれません。」とわたし。
「いや、絶対に盗られたって!」と子どもは言い張る。もう言わんで〜。
結局、そのあと、被害届は出さずにただ、汚く散らかった家を見られたり、撮影されたりで非常に恥ずかしかったです。44年生きて来てこういう辱めにあうもんですね。親ってつらい。
後日、ビックカメラでまた高級カメラを買い直して今度は本人自腹で、落とし物タグをAmazonで買ってもらいましたとさ。
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