実家の片付け3 樹木の伐採

実家の片付けは、七転び八起きですね、みなさんはいかがでしょうか?

(これは、2022年夏頃の話です。)

さて、現在わたしの両親は賃貸アパート住まいですが、田舎に庭付き一軒家があり、人に貸し出しています。

田舎の敷地には、隣の家との境界線をぐるりと囲むように木が植えてあります。

将来的に土地を売る場合には、木が生えたままだと売りにくくなります。

父に、

「仮に家を売りたい場合に、木を植えたままだと、家がなかなか売れないんだよ。」と言うと、

「いや、売れる。」と確信を持った顔で自信満々で言います。そして、

「木は良いぞ。」と付け加えます。

「でもね、木が要らない人もいるし、木を伐採すると、何十万とかかるし、木の長さによっては、100万単位でお金がかかるから、なかなか家は売れないよ。それに木が好きな人だって、自分の好きな木を好きな場所に植えたいんだよ。」とわたし。

「いや。そんなことはない。」とプイと、向こうをむいてしまいます。

話になりません。

実際に植わっている木は、1階の高さ以上の木がほとんどで、2階建ての一軒家の屋根近くまで、育っている木もあります。

ざっくり20本以上あります。

ちょうど、わたしは、頼まれて知り合いの方の伐採作業のお手伝いをしていました。

その方のご友人にチェーンソーを持っておられる方がいて、その方が枝打ちして、枝を切り落とす。落ちてきた枝を敷地内の一角に運ぶ作業を手伝いました。

木の伐採のその後の話を聞くと、ある程度までは、枝打ちできたのだが、木の高さが脚立を超えてしまうので、背が高い木は結局、業者に依頼したそうです。お金は100万円単位で支払ったとのことでした。

その家の規模と、うちの田舎の敷地内の樹木のは、量的にあまり変わりません。

つまり、うちの実家の樹木伐採も何百万円かかるという訳です。ああ、頭が痛い。

介護や両親の終の住処のために、両親の貯金は、減らさないようにしておかなければなりません。

父と母に、何度も話して、樹木を伐採した方が良いと伝えました。

どうしたもんかと色んな人につぶやいていたら、伐採作業を手伝った方が、あのチェーンソーを持っていらっしゃる方に頼めばいいじゃないか、と話が転がり、その方が一度下見に来られました。

幸運なことに、樹木の様子を見て、伐採を手伝ってくれるということになりました。マジで?!

さっそく、両親にことの次第を伝え、このチャンスに木を切ってもらう旨、説得しました。

そして、現地に父と母を連れて、伐採する木と残す木を選別してもらうことにしました。

残すと決めたのは、柿の木と榊とクロキです。神棚と仏壇と好物の果物の木を残すことに決めました。

しかし、ひとつ、問題がおきました。

伐採してくださる日に、両親は夏の暑さで弱っていたため、立ち会えません。わたしが行っても、どれを残せば良いのかサッパリです。

しかも、不安がありました。

以前、両親が別の業者に頼んだ際、切って欲しい木は切らずに、しかも切り倒した木をそのまま放置していった過去があったそうです。

両親が立ち会えないので、どうやったら、相手の方に、この木は切っていいのか、悪いのか、分かるかを両親と相談しました。

父が、樹木の幹に赤いスプレーをかけるという案を出しましたが、わたしと母から反対されました。

結局、以下の方法を取りました。

A4のコピー用紙に「切る」もしくは「切らないで」と油性マジックで書いて、雨に濡れても大丈夫なようにクリアファイルに挟む。

クリアファイルに穴あけパンチで穴を開けて、紐を通し、木の幹にくくり付けました。夏バテで弱っていたはずの両親ですが、このときばかりは、頑張って一緒に作業してくれました。

切らないで目印 樹木の伐採

一応、樹齢の長い木の伐採をすると祟りがあるとか無いとか、という懸念がありましたので、お清めすることに。

お清めの塩とお酒

塩と酒を撒きながら、これまで家を守っていただきありがとうございました。と感謝の言葉を述べておきました。

実際、その知り合いの方と私で、樹木の枝打ちや低い木の伐採を合計4回ほどおこない、チェーンソーでバンバン切っていただいて、わたしは、落ちてくる枝を拾っては裏庭に持って行く係でした。

2〜3mくらいの枝を肩に担いだり、枝を持てるだけ持って、ずりずり引きずりながら、裏庭に運びます。

生木は、水分を含んでいるので重いです。

枝がささって、腕や手にすり傷やアザが出来ました。枝のカット面に引っかかって、服が破れました。枝を拾い上げた時、枝の先が思わぬ方向に曲がって目に刺さりそうになりました。怖っ。

家庭用のガーデニング手袋を使いましたが、今だったら、耐久性のある真っ黒のプロ用のゴム軍手がケガしなくて良いと思います。

裏庭にカットされた有象無象の枝を運んでいると、すぐにこんもりと小山が出来ました。

そうすると今度は、この山の上に枝を乗せることになります。

両手で枝を持ち、下から上にゴルフのように、枝をスイングさせて手を離し、枝を重ねていきます。

勢い良すぎて裏に落っこちてしまったら、拾ってやり直しです。

そのうち、狙った場所に枝を乗せられる技を身に付けました。えっへん

しかし、普段はデスクワークで運動らしい運動なぞしておりません。日頃の運動不足も相まって体力が削られます。

さすがに疲れてきたので、妹にも言って、枝運びを手伝ってもらいました。妹はわたしより5才下で若いのに、これきついわーと悲鳴を上げました。

それから、住んでいる人には、何日の何時頃に伐採することを伝えておきました。相手の生活スタイルを電話で聞いて、外出されている時間帯にチェーンソーを使ってもらいました。

騒音で迷惑をかけるので、手土産のお菓子を近所にも配りました。

切った枝は、乾燥させるため、しばらく裏庭にそのまま放置しました。

↑こんな感じ(伐採した枝を積み上げた写真、まだまだ枝も元気が良く葉っぱも青々としています。)

そんなこんなで、庭の木は、ハゲ坊になり、今度は伐採した樹木の処分に困りました。

量が半端じゃありません。

私と妹でいろいろ調べて、市のホームページによると、以下の内容でした。

○樹木の出し方

 「家庭系樹木」(個人の敷地内の樹木を自ら剪定し、運搬したもので、剪定枝、落ち葉のほか、幹、葉、根株、竹(根株除く))を直径30cm、長さ3m以内に切断したものを、上記の樹木回収場所へ直接搬入してください。

で、上記業者のうち、

1番近い○○商店に電話で聞くと、○市に住んでいる人は、自分でトラックなどで持ち込めば、無料で、家庭で剪定した樹木の枝をゴミ出しOKでした。

ただし、「毎週土曜日」と曜日は決まっています。

軽トラを用意して、薄い合板を三箇所に設置して紐でくくって、荷のせ部分を直方体にしました。

枝をとにかく積んでいきましたが、枝を積むだけで骨が折れます。

Screenshot

↑軽トラに積んでいる途中の写真、葉っぱは枯れて茶色に枝は心なしか痩せた模様

そんなこんなで業者に持ち込むと若い従業員の方が手慣れた様子で作業してくれました。

軽トラで持ち込んだ木の重量は、110kgでした。

○○商店では、書類を記入して免許証を見せるだけで、樹木の伐採の処分は、無料でした。助かったー。

 さて、田舎の敷地内に帰ってきました。

本当は、あと2往復分くらいは伐採した枝がありましたが、あまりの重労働に私たちは、へばってしまいました。

伐採を手伝って下さる方は、元は中学校の先生で、教え子にこういった伐採関係の仕事についた生徒がいるから聞いてみるとのことでした。

内容は、枝打ちした樹木の処分と、直径が30cm、木の高さが戸建ての2階の高さを超えている木が4本ぐらい、あと2m以内の樹木を根元から切ってもらうの含めてです。

次回へ続きます。

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