あせらない

私は、高いストレスにさらされて、体調を崩して、入院中です。

私の会社の部署の管理職には、ビシッと怒る人、ドライに淡々と処理する人、軽口をたたきながら売上が上がるように相手の表情も見ずに言い続ける人がいます。

管理職が、こういうメンバーなので、オペレータをケアする人がいません。

そのため、わたしがアメとムチの、アメ役をしていました。

例え、ミスをしたとしても、絶対に声を荒げて怒らない。

いま、わたしのチームには、アメ役がいないので、オペレータのみんなには、ストレスがかかっているんじゃないかと思い、

「早く治さなきゃ」

と焦っていたようです。

病院の前にあるコンビニに行くために、手押し信号の横断歩道で、

信号が青信号に変わるまでも、立っていられず、しゃがんでいました。

これではいけない、体力をつけないと、と、散歩を始めました。

まずは、近くのファミレスのポストまで、それから徐々に距離を伸ばして、昨日までは、午前と午後に往復20分ほど散歩していました。

でも、あれは散歩ではありませんでした。

「歩かなきゃ」という強迫観念に基づく競歩のようなもので、

自分にノルマを課して、1日に5,000歩、歩いた日もあります。

静養ってなんでしょうか?

休養ってなんでしょうか?

なにもしないことですね。頭をぼぉ〜っとして、心と体を休めることですね。わたしは、自分で自分をいじめていました。

散歩は、自然を感じながら、風がそよそよ気持ち良い、とか、花壇の花が鮮やかでキレイだとか、

植栽のローズマリーの香りをかぐ、とか、気分転換になるようにリラックスするのが散歩です。真逆でしたね。

わたしの友達で師匠でもあるMさんからも冷静にそのあたりを指摘する声もあり、

『ああ、そうか。』

と、腑に落ちました。子どもの頃から真面目にルールを守ってきて、入院中でさえも御礼状をしたためているあたり、筋金入りの生真面目ですね。

これでも丸くなった方で、昔はもっと四角四面でした。それでも、やはり、人より真面目になってしまうので、さぼり方、ちからの抜き方がわかりません。

Mさんが具体的に教えてくれました。

「こうした方がいいとか、しなくちゃいけないとか、するべきとか、

手放したほうがいいかも。」

「誰かからメッセージが来たりしても、

「へぇー」

って心の中で思ってしばらくそのままにしたらいいんじゃない?

数時間とか数日おいて、返事したいなぁと思ったらするとか。」

「子どものイベントのことでたくさんの人に連絡したから、その人たちからのお返事もたくさんあると思う。

失礼がないようにとそれに全部対応していたら、休まらないよ。」

師匠、全部、律儀に返してました。はい、頭も体も休まっていません。。。

妹からも電話で

「なんのために、入院していると思ってるの?

全然休まってないじゃん。

板ちょこ姉ちゃんは、ひとまず、いろいろ、放っておいていいから、

それから、なんでもいいから、

1日1回、自分を褒めて!

板ちょこ、起きられて、えらい。とか、

今日も仕事に行ってえらい。

とか自分を認めてあげて。」と言われて、

「うん。わかったよ。そうするよ。ありがとう」

そう、わたしは妹に答えました。

わたしはついてるなぁ、幸運だと思います。間違った方に歩き出していても、そっちじゃないよ。こっちだよ、と、言ってくれる人がいる。

律儀に、ミルミル買いにいくのも、やめよう。面倒だわ。どうでも、ダメなら、病院にいるのだから薬を出してもらえばいい。

体力、落ちてもいいじゃない。

わたしは、わたしのからだをいたわろう。

入院して2週間たって、やっと、休養がスタートした感じです。

みんな言ってくれて、ありがとうね。

感謝!

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